03. 尿道炎

性病ではないこともある?細菌性尿道炎

● 来院の背景

ここ数ヶ月性交渉していないにもかかわらず、排尿時の痛みがあり、ネットで調べたところがクラミジアや淋病を疑われる症状のため、新宿駅前クリニック泌尿器科を受診されました。

● 治療方針

性交渉をおこなっていないため、性病よりも細菌性尿道炎を疑い、即日で抗生物質の内服による治療を開始しました。

念のため、クラミジアと淋病の精密検査をおこないましたが、後日、共に陰性(感染していない)であることがわかりました。

● コメント

クラミジアや淋病などの性交渉ではなくても、疲れ(睡眠不足や長時間労働)などによる免疫力低下による細菌性尿道炎も、よく見られる病気です。

心当たりがなくても、具体的な症状があれば早めに泌尿器科を受診することをおすすめします。

クラミジアと淋病が陰性なら、
細菌性尿道炎?

● 来院の背景

東京都内の他院泌尿器科で、クラミジア検査と淋病検査をおこなったところ、共に陰性でした。

その泌尿器科では、症状が軽かったため薬はもらいませんでしたが、排尿時の違和感などの尿道炎を疑わせる症状が残るため、当院泌尿器科を受診されました。

● 治療方針

クラミジアや淋病の検査では陰性でしたので、細菌性尿道炎を疑いました。抗生物質の飲み薬を処方したら、数日で回復しました。

● コメント

クラミジアや淋病ではなく、それ以外の細菌による尿道炎も少なくありません。

尿道炎は自然治癒することもゼロではありませんが、最初は症状が軽くても徐々に悪化してしまうこともあり、抗生物質の飲み薬が必要になることもあります。

細菌性尿道炎は保険診療になるのか?
不安を持ちつつ来院

● 来院の背景

排尿時の違和感や痛み、尿道からの透明な膿があり、尿道炎が心配になり、当院を受診されました。

● 治療方針

クラミジア検査と淋病検査を実施しつつ、抗生物質の処方を開始しました。結果的には、クラミジアと淋病は陰性で検出されませんでした。

● コメント

症状がなければ保険診療にはなりませんが、クラミジアや淋病などの検査をしつつ、抗生物質の内服による治療になりました。

疑わせる症状があれば、診察代や検査代、そして薬局での薬代も保険診療(自己負担3割)になります。

なかなか治りきらない尿道炎

● 来院の背景

他院泌尿器科(性病科)で、クラミジア陰性、淋病陰性の検査結果のため、細菌性尿道炎とのことで、抗生物質の飲み薬を処方されるも、症状は緩和したものの残るため、当院を受診されました。

● 治療方針

抗生物質の種類を今回は変え、アジスロマイシンを処方しました。そうしましたら、徐々に回復して1週間ほどで症状はなくなりました。

● コメント

細菌性尿道炎の場合でも薬の効果が不十分なこともあります。抗生物質の効きが良くない場合は種類を変更します。

日本性感染症学会のガイドイランに沿った診療をおこなっております。

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4. 咽頭クラミジア