数週間前に、陰茎に突起のあるぶつぶつに気づき数が増えてきたため、ネットで調べたらコンジローマではないかと不安になり、当院泌尿器科へ受診となりました。かゆみや痛みなどの自覚症状は感じなかったようです。
視診の結果、表面が鳥のトサカ上状に隆起しているぶつぶつが多数見られて、コンジローマと診断しました。
受診したその日から液体窒素による冷凍凝固法を開始しました。
患者様も2週間に1回しっかり通っていただき、3ヶ月ほどでコンジローマはなくなりました。
尖圭コンジローマは性病の1つで、HPV(ヒトパピローマウイルス)によって起こります。
陰部にカリフラワーや鳥のトサカのようなぶつぶつが特徴的な症状です。ぶつぶつ以外の症状はほとんどありませんが、軽い違和感やかゆみを感じることあります。
感染してから症状が現れるまで潜伏期間が長いのが特徴で、気づかないうちに感染を広げてしまう恐れがあります。
コンジローマに対しては、液体窒素による冷凍凝固法やイミキモドクリームの塗布が一般的です。
数週間で治ることもありますが、治りが悪い場合には半年以上かかってしまうこともあります。
ぶつぶつがなくなっても、潜伏的に感染している恐れがあるため、感染を広げないためにも避妊具の使用が望まれます。
性交渉のパートナーから包皮にしこりが沢山できているのは、性病ではないかと指摘されて、当院受診されました。指摘されるまでご自身ではしこりに気づきませんでした。
大きめの表面顆粒状のしこりが1つと、それよりも小さいしこりが3つほどあり、コンジローマでした。
早速その日から、液体窒素と塗り薬で治療開始となりました。継続して受診してくださったため、再発せずに完治しました。
コンジローマはあまり聞き慣れない性病のため、皮膚表面の変化と区別がつきにくく、病気の認識がないまま、増殖してから受診される方も少なくありません。
また、潜伏期間が長いのも感染を拡大させてしまう原因になります。コンジローマと間違えやすい病気には、包皮腺や真珠腫様小丘疹などがあります。いずれも陰部にぶつぶつができるため、コンジローマと混同しやすい症状です。
おかしいなと思う症状があれば、早めに病院で医師にご相談すると良いでしょう。
また、ぶつぶつがなくなっても潜伏的に感染しているかもしれません。
実際に数週間、数ヶ月後に再発してしまうことも少なくありません。
再発していないか患部を定期的に自分で観察して、再発したら直ぐに治療開始することが大切です。
性器にしこりができたので、ネット上で調べたらコンジローマとそっくりだっため、当院泌尿器科を受診されました。
診察した結果、コンジローマでした。
コンジローマに対しては、イミキモドクリームにて治療開始しました。かぶれやすい薬なので、薬の添付文書通り2日に1回夜から朝にかけて塗布、塗布後は洗い流すようにお伝えしました。
2週間後に再度来院されましたが、イミキモドクリームによって患部と周囲がかぶれてしまい、赤くただれた状態になってしまいました。
一旦、クリームを中止して、かぶれを治す薬をつけてもらいました。1週間くらいしてかぶれは改善しましたので、つけている時間を短く、塗る量を少なくして治療を開始したら、かぶれることがなくなり、2ヶ月後に完治しました。
イミキモドクリームはかぶれやすい薬なので、異変を感じたら、早めに医師に相談してください。
かぶれにくく治療効果を得るため、つける量、つける時間、つける間隔など調整する場合もあります。
かぶれてしまったら、塗り薬を中止して、場合によってはかぶれを取る薬も使用します。
他院で治療されていたのですが、病変が大きく広範囲におよぶため、なかなか治らず当院泌尿器科を受診されました。
主な症状は、カリフラワーのようなぶつぶつが陰部にありました。
長期間他院で治療していても治りが悪く、液体窒素による凍結療法や塗り薬で処置をしても改善しない状態でした。
当院でも対応が難しいと判断したため、外科的切除が可能な施設にご紹介いたしました。
難治性のコンジローマの場合は、外科的切除をおこなっているクリニックや病院も選択肢になります。
液体窒素による冷凍凝固法とイミキモドクリームの塗布での治療をおこなっており、レーザーなどの外科的切除はおこなっておりません。
患者様の状況によっては、他院を紹介する場合もあります。
亀頭の裏にぶつぶつがあることを風呂場で気づいたため、ネットで調べたところコンジローマではないかと思い、新宿駅前クリニック泌尿器科受診されました。
視診したところ、コンジローマではなく、典型的な包皮腺でした。コンジローマと包皮腺の違いを説明して納得いただき、安心してお帰りいただきました。病気ではないため、特に塗り薬や飲み薬の処方はありません。
尖圭コンジローマの原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)で、性行為などによって感染します。主な症状は、陰部にできるイボが特徴的です。自覚症状はほとんどないですが、かゆみや痛みを感じる人もいます。
一方で包皮腺は、性感染症でないため感染しません。包皮小帯のわきにボツボツができ、コンジローマと似ていますが、生理現象なので問題はありません。
治療の必要もなく、様子を見て良い症状になります。
性感染症ではないかと不安になり、泌尿器科受診される方は少なくありません。
亀頭の周りの箇所に規則正しく細かいぶつぶつが目立つようになってきたため、コンジローマではないかと、当院泌尿器科へ来院されました。痛みやかゆみの症状はなかったようです。
診察した結果、真珠腫様小丘疹でした。皮脂の分泌に関係していると考えられている生理的変化と説明し、性病ではなく治療が必要ないことをご理解いただけましまた。
真珠腫様小丘疹とは、亀頭にできるブツブツのことで、性病ではありません。
規則正しく発疹ができるのが特徴で、フォアダイスと混同されることが多いですが、いずれにしてもどちらも性病ではありません。
真珠腫様小丘疹だけでなく、包皮腺、フォアダイスもコンジローマに間違えられやすい病気です。
通常、治療する必要はありません。見た目から性病と勘違いされることもあるため、どうしても気になる場合は美容外科や形成外科にて自費診療で除去する場合もあります。
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