非公開: 泌尿器科疾患の治療例 11. 膀胱炎

膀胱炎?排尿時の痛み、頻尿、血尿

● 来院の背景

デスクワークをされている女性で、排尿時のピリッとした痛み、1日10回以上の頻尿、目で見えるほどの血尿があり、職場の同僚に相談したところ、膀胱炎ではないかとのことで、紹介で新宿駅前クリニック泌尿器科受診されました。

● 治療方針

尿迅速検査で、尿白血球+、尿潜血+であり、膀胱炎と診断しました。

抗生物質の飲み薬を5日ほど処方しましたが、次の日にはだいぶ良くなり、3日ほどで症状がなくなりました。

● コメント

オフィスで働いている女性の方々は、冷房により体が冷えやすく、トイレを我慢しなくてはいけない環境であることも少なくなく、膀胱炎になりやすい環境といえます。

辛い症状を我慢することなく早めに泌尿器科や内科におかかりになると良いでしょう。

抗生物質が効きにくい膀胱炎

● 来院の背景

今まで膀胱炎を繰り返していたため、家の近くの内科でもらっていた抗生物質を飲めばだいたい治っていました。

ところが、今回は抗生物質を飲んでもなかなか症状がなくならず、当院泌尿器科を受診されました。

● 治療方針

抗生物質の種類を確認して、異なる種類の抗生物質を処方しました。

数日くらいでよくなり、5日目に全く症状がなくなりました。

● コメント

今まで効果のあった抗生物質が効きにくくなってしまうことも少なくありません。

その際には抗生物質の種類を変えますが、当院泌尿器科では、尿検査の際は、細菌培養および薬剤感受性検査もおこない、どの種類の抗生物質に効き目があるかを確認しています。

膀胱炎から腎盂腎炎に悪化

● 来院の背景

以前から膀胱炎を繰り返していましたが、自然に治っていたので特に病院にはかかっていませんでした。

その流れで今回も放置していましたが、膀胱炎の症状だけでなく、腰の痛みや発熱してきたため、当院泌尿器科へ受診されました。

● 治療方針

腎盂腎炎の疑いがあり、総合病院の泌尿器科を受診していただくことになりました。精密検査が必要になります。

● コメント

膀胱炎から腎盂腎炎に悪化することがあります。早めに抗生物質の内服することにより悪化を防ぐことができます。

男性の膀胱炎のため
総合病院泌尿器科へ

● 来院の背景

2週間ほど前より、下腹部の痛みなど尿道炎とは異なる膀胱炎の症状がありました。心配になり、当院泌尿器科を受診されました。

● 治療方針

男性の膀胱炎は、なにか別の原因があるかもしれないため、精密検査が必要になります。

当院泌尿器科では対応が難しいため、総合病院泌尿器科や大学病院泌尿器科等にご受診いただくようお伝えしました。

● コメント

女性と異なり男性は尿道が長く、膀胱炎にはなりくいです。

別の原因とは、前立腺肥大、膀胱結石、膀胱癌など隠れている可能性もありますので、精密検査が必要になります。

〈 新宿駅前クリニック泌尿器科の
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