間違いだらけの病院選び 3.あなたにあったか
かりつけクリニックの探し方

● 自宅や職場から30分以内

できれば、電車や車を使わずに徒歩圏内にかかりつけクリニックがあるのが一番良いですが、近所にクリニックがない場合もあるでしょう。おおよそので30分以内なのですが、かかりつけは体調が良くないときに何度も通うことになるため、負担を考えると、近い方が良いということになります。

たとえ今回は体調が悪くなくて遠方にかかれるとしても、次回別の病気でかかるときには体調が悪くてかかりにくいということもあります。その場合、別のクリニックを探さなくてはならず、手間がかかってしまいます。勝手を知っている慣れているクリニックの方が良いということもあります。家の近所にその科目のクリニックがない場合、腕がいいその病気の名医でないと治せない病気であれば、30分以上かけていく価値があるかもしれません。

● 病気についてわかりやすく説明してくれる

風邪などであれば、知っていることでしょうからあまり説明はいらないかもしれませんが、知識のない病気であれば、どういう原因で起こり、治療法や注意点などを説明してくれると、わかりやすいですし、安心感があります。

病気の説明や処置などをする際に、医師によってはこの病気には必ずここは説明するなど、用紙や冊子を使って、ポイントを説明するマニュアル化して伝えている場合もあります。家に帰っても見返すことができるので良いですね。質問しやすいもしくは質問しにくい雰囲気の医師であれば、質問しやすい雰囲気の医師の方が良いともいえます。

● 紹介状を書いてくれる

かかりつけクリニックにはない医療機器などで精密検査をする必要がある場合、抱え込みすぎないように、適切なタイミングで紹介状を書いてもらう必要があります。

かかりつけになりうる
病院のリストを作る

あなたにあったかかりつけクリニックの探し方

(1) 家族や友人から紹介されたクリニック
(2) クリニックの前を歩いたことがあり、存在に気づいたクリニック
(3) ネットで検索して調べたクリニック
に分かれます。

ホームページを見比べて比較検討する

上記で抽出したホームページを一つ一つ見比べて、「クリニック名+口コミ」「クリニック名+評判」などで検索して評判を調べることもできます。

電話してみる?という裏ワザ

積極的にはおすすめしませんが、クリニックの対応を知るには実際に電話してみて、わからないことなどあれば質問してみることです。電話を取った受付の対応を見ることができます。

ホームページで確認するべきこと

● 病院の場所

ホームページには地図が掲載されてますので、どこにあるのか確認できます。

● 診察時間

自分の生活スタイルから、行きにくい時間帯や行きやすい時間帯があるかと思われますので、行きやすい時間帯にやっているクリニックが良いでしょう。

● 医師紹介

クリニックの院長や医師の紹介ページを見て、医師の経歴や診療への考え方を確認することができます。

● 自分の病気や症状についての説明が
あるかどうか?

クリニックによっては病気や症状の説明をあまり書いていないこともあります。

なぜ開業医は
紹介状を書きたがらないのか?

「紹介状を書いてほしい」と話しても露骨に嫌な顔をされて、結局紹介状を書いてくれなかったという話をよく聞きます。開業医にもよりますが、必要性があるのに、なかなか大病院を紹介しない、抱え込んでしまう医師もいます。それにはいくつかの理由があります。

一つは、紹介状を書くのに時間がかかるため、あまり手間をかけたくないという心理です。今までの治療経過などを詳しく書かなければならず、10分以上かかってしまうこともあります。そうすると、他の患者さまを待たせてしまい、待っている患者さまからクレームになってしまうこともあります。

二つ目は、病院の医師からすると、「診断や治療が良くない」「(見立てが悪く)こんな軽症な患者さまを紹介しないでほしい」と思われるのが嫌なためです。他の医師から批判されたくない、悪い噂が立つのを避けたいという心理です。

クリニックと総合病院では医療機器の充実度も異なりますし、クリニックの環境についてよく知らない総合病院の医師も少なくなく、一部批判的な医師もいます。時間をかけて紹介状を書いて、患者さまに「あのお医者さんはやめた方がいい」「今までの治療法が間違っていた」など言われたら、たまったものではありません。

三つ目は、よっぽどでないと紹介する必要がないと感じていることもあります。「原因がわからず治療しているが、総合病院などで原因を調べるほどではない」「経過を見ていて治ることもあるから」「過剰に不安がらせる必要はなく、紹介するのは本人が希望してからにしよう」など、必要性を感じない開業医もいます。

患者さまとしては、「早く原因を知りたい」「万が一かもしれないが、手遅れの状態になってしまう前に大きな病院でみてもらいたい」などのニーズに合わないこともあります。

紹介するかどうかの判断は、開業医によってかなり幅があります。紹介状がないと、大病院にはかかりにくいシステムになったこともあり、紹介状を書く回数は増えていますので、紹介状が欲しい場合は、はっきり伝えしましょう。

医学は発展しているので、
勉強している開業医が良い

医学は日進月歩発展しているので、効果のある新しい薬が発売されたり、新しい治療法が認可されたりすることもあります。開業医の中にはあまり勉強せずに数十年前の治療法のままであったり、逆に最新の医療情報を収集して、新しい最先端の医療を提供していることもありますので、かなり個人差があるといえます。

見極めは難しいですが、判断するには、自分自身でも勉強して、薬や治療法に詳しくなる必要があるかもしれません。なかなかわからないものですが、ホームページ内で最新の医療機器が掲載されていることがあります。内装が新しいと設備も新しい傾向にありますが、改装しただけということもありますから、その点だけで判断するのは良くないかもしれません。

大学を出たばかりの先生と、大学を出て時間が経っている先生では、出たばかりの先生の方が最新の知識を持っている可能性があります。年配の開業医でも最新の知識を取り入れている医師と、今までの知識のままの医師とではかなり個人差があります。

クリニックの専門科目の見極め方

通常のクリニックであれば、内科、消化器内科を標榜していれば、消化器内科が専門の可能性が高いです。○○形成外科・皮膚科クリニックであれば、形成外科、○○産婦人科・内科クリニックであれば、産婦人科、○○心療内科・内科クリニックであれば、心療内科、○○内科・小児科クリニックであれば、内科が専門の可能性が高いです。

ちなみに、専門分野だけど、勉強していない医師、その科目を標榜していても、本来の自分の専門以外の科目は知識がない医師もいます。かかる頻度が少なく治療が難しい病気ほど、それを診れる医師は少なく、たとえば、神経内科の領域のパーキンソン病の治療薬はコントロールが難しく、治療経験のあるかかりつけ医は少ないため、パーキンソン病が専門の医師にかかると良いです。

逆に、安定している高血圧であれば、内科系もしくは外科系のかかりつけ医であれば、問題なく診れるでしょう。病気によって、専門性があった方がよい場合、なくてもよい場合があるわけです。

かかりつけクリニックと、
専門クリニックの違い

かかりつけクリニックと専門クリニックの違い

クリニックにも、かかりつけとしての役割のあるクリニックと、病気に特化したクリニックに分かれます。例えばですが、内科のかかりつけクリニックと、内科の病気の中でも糖尿病に特化した専門クリニックなどがあります。

内科のクリニックは、風邪や胃腸炎、高血圧、糖尿病など内科全般を診療します。糖尿病に特化したクリニックは、糖尿病のみを診療します。糖尿病だけでなく、呼吸器内科専門、内視鏡などの消化器内科専門、循環器内科専門などその領域に特化したクリニックもあります。

軽い風邪や胃腸炎、高血圧などでしたら、かかりつけの内科クリニックで十分かもしれませんが、必要性があれば、そういった専門特化したクリニックも選択肢になります。元々は大学病院や総合病院でその分野で専門的な外来をしていた医師が独立開業したという場合もあります。 専門クリニックは特化している分、その病気に対する医療機器が充実している傾向にあります。

よく検索される病院探しのキーワード

その病院が良いか悪いかは別としても、よく検索されるキーワードの例があります。例えば、新宿区で、糖尿病の病院を探している場合は、「新宿区 糖尿病」「新宿区 糖尿病内科」「新宿区 糖尿病 おすすめ」などのキーワードで検索するといくつかの病院が表示されます。

要は「地域名+病名」、「地域名+科目名」、「地域名+病名+特徴」などで検索すると良いということになります。科目名は科目ごと種類に分かれており、内科、小児科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、精神科などがあります。特徴について検索されやすいキーワードとしては、土曜日、日曜日、祝日、夜、夜間、おすすめ、人気、名医などがあり、3語目のキーワードになります。地域名については、範囲を限定すればその分狭くなりますし、範囲を広げればその分広くなります。

例としては、東京都新宿区西新宿にあるクリニックであれば、西新宿が最も狭く、その次に新宿区、またその次に東京都ということになります。例えば、「東京都 糖尿病」で検索すれば、新宿区以外の他の区など東京都内全域の糖尿病の病院が検索上で、表示されます。

かかりつけクリニックを見つける
検索キーワード

「地域名+科目名」「地域名+疾患名」で調べます。

新宿駅周辺で内科を調べるなら、「新宿+内科」

新宿区内で内科を調べるなら、「新宿区+内科」

グーグルはどのような順番で
サイトが表示されるのか

「地域名+科目名」実際には「新宿区+内科」などで調べた場合、広告枠・マップ枠・自然検索枠に分かれます。

上から順に
・ 広告枠 1位から3位前後まで

・ マップ枠 1位から3位

・ 自然検索枠 1位から10位
表示されます。

広告というアイコンが表示されており、自然検索と違いがあります。広告枠は医療機関がお金を出しているということになりますので、信用せずにあえて選ばない人もいますし、中には、逆に広告を出せるくらいの規模なのだから、あえて選ぶ人もいます。

マップ枠とは、グーグルの地図上に医療器機関の位置がわかります。現在地からの距離の目安もわかる便利な機能です。自然検索枠とは、従来通りグーグル検索で表示される枠になります。主に、医療機関のホームページや、病院検索サイトが表示されます。

グーグルはどのようなサイトを
上位に表示しているのか

グーグルとしては、検索意図に合ったサイトを上位表示しています。基本的には、検索した人の満足度が高い、信頼性が高いサイトから紹介(リンク)されているなどの順に表示されている傾向にあるようです。上位に表示されているからといって、必ずしも自分に合った病院とは限りませんので、ホームページの内容も吟味する必要があります。

クリニック側も検索結果で上位表示されるように努力している

クリニック側も上位表示されることにより、多くの人に見てもらえて、その結果来院される人が増えることを知っています。そういった対策にお金をかけているクリニックもあります。ホームページには立派なことが書かれていても、実際にはそうでもないこともありますので、上位表示されている=良いクリニックとは限らないことは知っておくべきです。

4.素人でもできる?
最新の治療法の調べ方
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