幸せになれる結婚相手の選び方 1.なかなか結婚しない友人達

友達や知人からよく「異性との出会いがなくて」「そろそろ本気で結婚を考えてて」などといった相談をよく受けることもあり、以前はよく、私自身の男性や女性の友達や知人に声をかけて、男女出会いの場を作っていました。

独身でかつ結婚願望のある男女計5、6人の合コンのような感じから、多いときは50人くらいが集まったパーティーを開くこともありました。彼ら彼女らのほとんどは初対面なので、最初は自己紹介したり、逆に尋ねたりなど緊張した雰囲気から始まりますが、私が共通の友人や知人ということもあり、お酒を飲んで和気あいあい盛り上がります。

口に出してはいいませんが、「この中の何組かがカップルになって、1組でも結婚に至れれば嬉しいなあ」と、セッティングした身としては、そういう願いがあります。しかし、何度もそういう会を開いても、私の期待は大きく外れ、数人は交際に発展することはあっても、なかなか結婚までにいたらない厳しい現実があります。(もちろん、中には紹介して結婚したケースはありますが)

交際にいたらない理由とは?

なかなか結婚しない友人たち

数日経ってから、会に参加していた女性のひとりに会う機会があり尋ねてみると、どの男性とも連絡を取り合っていないということでした。「ピンとこなかったから、特に返信していない」

この言葉を聞いて私はショックを受けました。その女性とお似合いな私の仲の良いハイスペックな?男友達数人と連絡先を交換していたにもかかわらず、本人としては箸にも棒にも引っかからなかったようです。「おいおい、婚活中じゃなかったのかよ!」という心の叫びとともに、無力感でいっぱいになりました。せっかく婚活中の男女が集まって貴重な時間を共有したというのに、何かしらの理由をつけて、その後の発展を閉ざしてしまう人たちが多いのです。

もっと酷いケースだと、婚活の集まりに参加して、好みの異性がいないと判断すると、つまらなそうに時間を、ただただ無為に過ごしてしまう人もいます。スマホにばかり目を落として、参加者との交流を深める行動すら起こしません。せっかく話しかけているのに明らかに興味なさそうな反応をしたり、同性同士で固まって女子会が始まったり、そして解散後にポツリ、「今日はハズレだった」とつぶやくのですから困ったものです。

このような人には、「ホントに結婚する気はありますか?」と疑問を持たずにはいられませんでした。「なぜ結婚しないのか」婚活について研究するにつれて、多くの人は間違った婚活をしていているため、結婚ができないことがわかってきました。

間違った婚活は止めて、正しい婚活を

婚活は、結婚するための活動であって、婚活に参加すること自体が目的ではありません。しかし、自分では結婚のために活動しているはずなのに、参加したことに満足し、「自分はこれだけ婚活しているのだから、いつかは理想の人に巡り会えるだろう」という悠長な考え方を持っている人がいます。

そもそもなぜ現代において、婚活という言葉が誕生定着し、これほど大きな市場が築かれているのか、私たちは今一度考えないといけません。

一言で結論をいってしまえば、現代は非常に「結婚しづらい」状況にあります。だからこそこれだけ婚活が盛んに行われているのです。結婚しづらい世の中なのだから、自分から結婚に向けて正しい活動を行わないといけません。そうしないと結婚から遠ざかるばかりです。

婚活を実践している、もしくはこれからしようとしているあなたに、婚活の現実とあなたに合った「正しい婚活」を知ってもらい、最終的には、効率的に婚活を展開していく大切さを知ってほしいと願っています。

相手を探すことは婚活の入口

婚活という言葉を聞くとどんな場面をイメージするでしょうか。飲み会、パーティ、合コン、街コン、結婚相談所や婚活サイトに登録する姿を想像する方もいるかもしれません。飲み会や合コンの類は婚活の入り口部分であってメインではありません。まして結婚相談所などに登録するのはスタートにすら立てていない状況であり、婚活にようやくつま先だけを踏み入れたくらいの段階です。

婚活は、結婚するべき相手がすでに絞りきれた段階がメインなのです。本来イメージするべきなのは、結婚相手候補と2人で過ごす時間や、結婚について考えたり話し合ったりする段階になります。デートを重ね、価値観を共有してお互いを深く知り、さらにはもっと具体的に、一緒に住む家はどこがいいとか、仕事、家事、育児の分担はどうしようとか、一緒に未来の設計図を描き決めていくことが必要です。

男女たちが集まって相手探しに没頭している場面を婚活の本質だと思っている人は、その恋愛自体を楽しんで参加することで満足してしまっている可能性があります。

「頑張って婚活をしているのだから、自分にもいつか理想の相手が見つかるだろう」などと考えていたら、いわば運任せともいえますし、実際に見つかるとは限りません。最悪の場合、ひたすら婚活の入り口を駆け回って、気がつけば婚期を逃してしまう可能性もあり得るのです。

結婚したい人ができるようになるために

世の中の独身男性や女性は、間違った婚活をして、間違った相手と結婚して、結果的に離婚してしまう人も少なくありません。就活にノウハウがあるように、婚活にもノウハウがあります。私は独身の頃から婚活そして幸せになれる結婚相手の選び方について研究してきました。

今回書いた内容は、時には、真面目に婚活している人にとって受け入れがたい内容もあるかもしれませんが、婚活の現実を伝えたいと思います。現実と向き合うことで、より良い結婚が待っているかもしれません。

2.なぜ、日本人は結婚しなくなったのか?
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幸せになれる結婚相手の選び方