ネット集患の教科書 2.なぜ、検索結果の上位に
表示されなくてはいけないのか?

クリニックを探す場合、多くの人がスマホで検索しているわけですが、どのようなキーワードを検索窓に打ち込んで検索していると思いますか?

主に、クリニック探しをする際は「地域名+科目名」(実際は1マス空けですが、「+」と表記しています)で検索しています。たとえば、「新宿+内科」の検索キーワードで調べている人は、新宿で内科を探しているという検索意図があります。地域や科目にもよりますが、おおよそ8割前後がスマホ、2割前後がパソコンになります。都心や若年層ほどスマホの割合が高く、地方や高齢者ほどパソコンの割合が高い傾向にはあります。

スマホとパソコンの見え方の違い

スマホとパソコンの見え方の違い

スマホは、パソコンに比べて極端に画面が小さいため、 検索結果画面で、順位が下の方まで閲覧することができず、スマホの画面が小さいため、より多くのクリニックを比較することができなくなりました。1位や2位など上位表示されているクリニックに患者さまが集中する傾向にあります。

検索連動型広告、MEO、
SEOの順で表示

検索窓に「地域名+科目名」で検索キーワードを入力して、検索結果の画面が表示されます。検索結果画面は、検索連動型広告、マップ検索結果、自然検索結果の順で表示されます。

3種類ありますが、3種類はそれぞれ別々のルールで表示されています。検索連動型広告は、0~4つ、マップ検索結果は、1位から3位まで、自然検索結果は、1位から10位まで表示されます。

● 検索結果の表示のされ方の目安

広告 1 10%( クリック率)
広告 2 8%
広告 3 5%
地図情報 1 10%( クリック率)
地図情報 2 8%
地図情報 3 5%
自然検索 1 20% (クリック率)
自然検索 2 10%
自然検索 3 7%
自然検索 4 5%
自然検索 5 3%
自然検索 6 2%
自然検索 7 2%
自然検索 8 1%
自然検索 9 1%
自然検索10 1%

※あくまでクリック率は目安になります。広告が表示されないこともあり、実際は異なります。

検索エンジンがホームページを独自のシステムで評価し、検索結果を決めています。これは、検索連動型広告と違ってお金を払えば上位に表示されるわけではありません。

上位に表示されないとクリックされない

検索キーワードを入力した人は、その検索結果を、上から順に閲覧していくことになります。 基本的には上位に記載されるほどクリックされる確率が上がります。

1位のキーワードが20%だと、2位は10%、3位7%、4位5%、5位3%、6位2%、7位~10位1%前後です。1位と10位だと20倍クリック率が違います。検索結果のより上位に表示されることが大切になります。

2ページ目以降だと、
存在しないのと同じことに

逆に言うと、たとえ検索結果に表示されたとしても、2ページ目以降に表示される場合は、 ほとんどクリックされませんから、ネット上に存在しないのと同じことになってしまうのです。

ネットによりクリニック間
の格差が広がる理由

「地域名+科目名」検索したときに、上位表示されているクリニックが小さなスマホ画面の上位を寡占化しているので、

1位 20%
2位 10%
3位 6%
4位 5%
5位 4%
6位 2%
7-10位 1%

のクリック率の違いがあります。クリック率の合計は50%と仮定しています。

そのため、クリックされないクリニックは、患者様に存在を知られることなく、当然比較検討されず、選ばれることはありません。

立地はそこまで差がつかず分散するので、こちらの数字はあくまで例えですが

1位 8%
2位 7%
3位 6%
4位 5%
5位 5%
6位 5%
7位 5%
8位 4%
9位 3%
10位 2%

のクリック率の違いがあります。同じくクリック率の合計は50%と仮定しています。

実際は、病院検索サイトが表示されるので、1ページ目にすら公式ホームページが表示されないことも珍しくありません。

ネットによりクリニック間の格差が広がる理由

ネットによりクリニック間の格差が広がる理由

1ページ目に表示されるための
3つの対策

検索で上位に表示されるためには、次の3つの対策が必要です。

(1) 検索連動型広告で上位表示させるために、検索連動型広告の入札

(2) マップ検索結果で上位表示させるために、マップ検索エンジン最適化(MEO)

(3) 自然検索結果で上位表示させるために、検索エンジンの最適化(SEO)

3.クリニックのSEO
(検索エンジン最適化)
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