情報社会を幸せに生きていく 3.楽しく生きていくために
しないこと

楽しく生きていくためにしないこと

情報社会の今の世の中では、スマホやテレビから大量の情報が発信され、情報を受信する側は、処理できる以上の膨大な情報が入ってきます。スマホやテレビの情報には企業がスポンサーの広告もついてくるため、過剰に煽ったり不安にさせたり、物やサービスを買わされている側面もあります。

今までの工業社会の時代にしていたこと、常識とされていたことで、これからの情報社会の時代には必要ない、しない方が良いことをお伝えします。

一昔前のテレビに大きな影響を受けていた工業社会であれば、男性は外でお金を稼いで、女性は家で専業主婦として家事をおこない、子供は1人か2人ほど授かり、マイホームやマイカーをローンを組んで購入し、ブランドの服を着て生活をするという典型的な幸せ像があり、多くの人がそれを疑うことなく信じていました。

中には「しなくてはいけない」と思い込まされている、本当は「しない方がいいこと」もあります。

しないことが全員誰しもに当てはまるわけではないかもしれませんが、情報社会で生きていくうえでしない方がよいことを列挙しました。

他人や社会の評価で行動を決めるわけでなく、自分の価値観を持つことが大事です。

ご飯は作らない

ご飯は作らない

ご飯作ると材料費だけでなく、スーパーへの買い物(10分)、調理(10分)、後片付けに時間(10分)がかかります。材料費500円+時給2000円×30分=1500円かかってしまいます。

認知症のある高齢者が栄養のことを考えずに自炊していることが問題になることもありますが、そこまでではなくても、毎日同じようなメニューであれば、栄養が偏り不健康な場合もあります。コンビニで買うか、お店に食べに行くか、ウーバーイーツなどで配送してもらうかする方が良いでしょう。

もちろん趣味としてご飯を作ることを否定するわけではありません。また、専業主婦で仕事をしていないのであれば、時給換算の考え方には当てはまらないでしょう。

アルコールは飲み過ぎない

アルコールは百害あって一利なしとはいいませんが、飲み過ぎないようにしましょう。コンビニで買うと、1杯100円くらいのサワーが、お店で飲むと、1杯400円くらいしますから、大変高級な飲み物です。

飲めない体質であれば良いのですが、飲み始めると止まらなくなる人もいます。肝臓を悪くする。生活習慣病になりやすい。睡眠が浅くなる。二日酔いになる。トラブルを起こす。次の日の生産性が落ちる。などのデメリットばかりです。

人間は明らかに体によくないタバコを吸わなくなったように、今後はアルコールを摂らないようになるともいわれています。

カフェインは取らない

カフェインは、夜に摂取すると覚醒作用で眠れなくなることもあります。コーヒーが飲みたいなら、デカフェにするとよいでしょう。気分の浮き沈みが起こることもあります。コーヒーチェーン店が日本中にこれほどまでに多くあるのは、カフェイン中毒者が沢山いるということなのかもしれません。

タバコは吸わない

タバコを吸う人は減り続けています。反面、タバコはこれからも値上がりし続けていくでしょう。毎日1箱吸うと400円×30日=12000円 3箱吸うと36000円です。いかに高級な習慣かわかります。肺ガンなどの呼吸系のガンにもかかりやすくなりますので、今吸っている人は止めましょう。

ギャンブルはしない

ギャンブルはしない

ギャンブルの種類によって、ある程度還元率が決まっており、パチンコは90%、競馬は70%、宝くじは50%といわれています。どれくらいマイナスかを計算すると、単純計算で、5万円の予算でパチンコに1週間に1回のペースでいくとすると、5万円×0.1×月4回=2万円と、月に2万円マイナスになります。同じく、スマホゲームのガチャなども射幸性があり、ギャンブルと変わらない場合もなります。

車は買わない

車は高い、コストがかかる乗り物です。都会では車を持つ必要はあまりないでしょう。車両代+ガソリン代+駐車場代+保険代+税金=年間50万円以上かかります。

〈 車の維持費はどれくらい?(JA共済) 〉

土地代の安い田舎の欠点は、車がないと生きていけないため、生活コストが高くなる点です。老人になって車を運転できなくなったら、どこにも移動できない地獄?が待っているかもしれません。75才で運転免許を返納したら、90才まで生きるとして、平均余命15年間は車なしの生活になります。家や家の周りばかりでは、健康にも良くないでしょう。都会の人は、タクシー+レンタカーで充分です。

車を持つというのは高級な趣味であることがわかっていただけたでしょうか。とはいっても、あと20年ほどすれば、自動運転車が実用化されて、運転しないでも車で移動できるようにはなるといわれています。

私は運転しないので、早くそうなってほしいものです。

洋服はお金かけない

洋服にお金をかける必要はありません。ユニクロやしまむらでベーシックな服を買えば十分です。究極、私服の制服化をして、同じ服を3セットほど購入して、「お気に入り一番の組み合わせの服」を毎日着続けて、服を選ばないでいい方が快適という考えもあります。ネットが発達する前は、ファッションで個性を出すことが流行りでしたが、今はスマホのLINEのアイコンやプロフィールで個性を表現するようになりました。

テレビは買わない

テレビはスイッチをオンにすると、受動的に映像が流れてきて便利ではありますが、数チャンネルしかなく選択肢が限られています。また、テレビを買って見ると、NHKへ受信料を支払わなくてはいけません。テレビを買わなければ、NHKへ受信料を支払う必要はありません。

NHK以外にも、テレビにはCMなどがありますから、企業→テレビへのCM→視聴者が消費→企業の利益などお金を払わせる仕組みがあります。CMを見なくなれば、余計な消費欲求は刺激されず、お金を使わなくてすみます。

災害などの緊急時はヤフーニュースなどで速報が出ますので、テレビの必要性はなくなってきています。

田舎に住まない

車で生活しなくてはいけない田舎には住まない方が良いです。正確には、都会であっても、地方であっても駅前、寂れすぎていない駅から徒歩10分以内の場所に住むべきです。人が集中して住んでいるからこそ、コンビニやスーパーがあり、地の恵みともいえます。車に乗ると家の近所しか歩かなくなりますが、電車で移動すると歩くことになり、健康的です。

日本は少子高齢化で、田舎の土地の値段は相対的に下がる可能性が高く、持ち家を持つことは不利であると考えられています。

自分で掃除しない

自動掃除ロボットの「ルンバ」「ブラーバ」などは、床に置いてある物を片付ける必要はありますが、物が片付けられますし、自動で床掃除してくれるので、便利です。掃除は自分でした方が早いという考えもありますから、必ずしも自動掃除ロボットが必要とは思いませんが、検討に値するでしょう。

自分で洗濯しない

全自動洗濯機は本当に便利です。洗濯機は、主婦の家事労働を最も大きく減らした発明ともいわれています。全自動洗濯機だと、途中で乾燥機に移動しなくて済みます。自動的に畳んでくれる機械も発売されることを願っています。

家は買わない

家は買わない

人間は産まれて死ぬまで、同じくらいの大きさの家に住み続ける必要はありません。

・ 社会人になり一人暮らしを始めたら、1K

・ 結婚したら、2LDK

・ もし、離婚したら、1K

・ 子供が一人できたら、3LDK

・ さらに子供が一人できたら、4LDK

・ 子供が出て行ったら、2LDK

・ 配偶者が亡くなったら、1K

・ 老人ホームに入ったら、家を売る?

子供が産まれて出て行くまで18年間から22年間しかなく、そのためにサイズの大きい家を買うのは贅沢でしょう。実質小学生になってから社会人になるまでの15年間くらいしか子供部屋は必要なくなる可能性が高いです。

人に貸せればいいですが、子供達だけの部屋を貸し出すことは難しいです。1部屋使わないだけで、都会であれば月に数万円分を無駄にしているのです。

仮に自分が50才で子供が独立すると、90才まで40年間も子供達の部屋を物置にするのは、非常に勿体ないことです。子供達が巣立った後の家を売却した方が良いのですが、家を売り買いすると、手数料や名義変更などで1割前後ほど取られてしまいます。ましてや新築の家を買うと、買った次の日に売ると、8割ほどのお金が戻ってくるわけですから、ハイリスクともいえます。

生命保険に不必要に入らない

子供ができても、万が一自分が亡くなってしまったら、よほどの資産家でない限り、生活費や教育費などで困ってしまうことになります。子供が18才になるくらいまでは、かけ続けるのも一つの手ではあります。それも保障も同じ額ではなく、子供が成長するに連れて徐々に減らすことになります。例えばですが、0才で亡くなってしまうと、総額3000万円必要でも、18才まで成長すれば、500万円必要くらいまでになるからです。経費のかかる保険の営業マンから入る保険よりも、インターネット経由で加入する掛け捨ての保険の方が安い傾向にあります。

自分や配偶者の両親がある程度金銭的に余裕があるのなら、万が一自分が亡くなっても資金援助してくれるでしょうから、そういった場合は入らなくて良いでしょう。

医療保険に入らない

高額医療費控除制度がありますので、かかった医療費は戻ってきます。健康保険の治療であれば、1~3割負担ですし、高額医療費控除制度があり、月数万円の負担で済みます。

〈 「高額療養費」と「医療費控除」ってなんだろう?(協会けんぽ) 〉

医療保険の中に、入院費用や差額ベッド代などが出ますが、個室であるといい医療を受けれるわけではないですし、大部屋で問題ないです。

友達を沢山作らない

友達を沢山作らない

友達を沢山作ってしまうと、時間は有限ですから、一人当たりに接する時間が短くなり、本来であれば気の合う親友や友達との時間がその分少なくなってしまいます。

そこまで気の合わない友達との、断りにくい付き合いもあるでしょうから、どうしても時間を浪費してしまいがちです。

フェイスブックなどのSNSで友だちが何千人と沢山いる人もいますが、誰が誰だかわからないという状態になっていることもあるでしょう。

きちんとコミュニケーションできる親友は1人か2人、友達は数十人ほどが平均的な人数ですので、無理に友達を増やす必要はありません。

結婚に囚われない

結婚して一人前という価値観が、その人を傷つけることもあります。現代では、結婚適齢期を過ぎたばかりの男性のおおよそ10人に4人、女性の10人に3人ほどが結婚していない状態(離婚も含む)でいます。

テクノロジーの進化した現代では、結婚生活よりも楽しいことは沢山あります。いい悪いは別にして、結婚向きな性格、不向きな性格などもあります。

親は結婚して孫の顔を見せて欲しいなどいうかもしれませんが、いくら子供ができても不幸せな結婚生活をしているよりは、独身でも幸せに生きていって欲しいものです。

家族に囚われない

生まれたときから一緒に暮らし、遺伝子が近い親や兄弟は家族であるとはいえ、必ずしも気が合うとは限りません。

仲が悪かったとしたら、夫婦であれば離婚すればいいかもしれませんが、子供は一人で稼げるようになるまでは生活ができませんので、親子は家庭に縛られることになります。

閉鎖された家庭環境であるからこそ、親と折り合いが良くないと、喧嘩が絶えないばかりではなく、家庭内暴力までエスカレートしてしまうこともあります。

家族という呪縛に囚われて無理に仲良くする必要はなく、時には距離を取る必要もあります。

地位材を買わない

他人と比較することで満足を得るものを「地位財」、他人と比較とは関係なく満足を得られるものを「非地位財」とされています。

「地位財」の例としては、年収、資産、社会的地位、豪華な家、高級車、高級時計など、他人と比較して満足を得ています。「非地位財」は、健康、休暇、自由などになります。

地位材を購入しても、そのときは幸せになるかもしれませんが、徐々に慣れてきて、効果が薄れてきます。高級な車を買っても、3ヶ月くらいしたら、喜びは薄れてしまいます。地位材は、コスパがあまりよくないといえます。豪華な家でなく普通の家、高級車でなくレンタカーの方が無駄な費用がかからないといえます。

なぜ、人間は男女かかわらず、地位材が好きだという衝動があるのかというと、比較優位性のある人間を目指し、好きになるようにできていたからとも考えられます。

社会的証明でもある身につけている地位材を持っている人間は、集団の中で優れていることをシグナリングしているわけです。現代社会で生きていくのに必要ないかもしれませんが、人類が生きていく中で必要な性質だったようです。

〈 【幸せをお金で買う方法?】 コツは地位財ではなく、非地位財にお金を投じること!(DUAL CAREER) 〉

地位財を求めないことにより、その分稼ぐために無理して働く必要もなくなります。あとは、地位財が好きな友達や知人とは付き合うのを止めると、刺激が少なくて、比較せずに生きやすくなります。

私自身も、地位財のある知人が多く集まる会に行くと劣等感を感じることもあります。地位財が悪いわけではないのですが、上を見てると頑張り続けなくてはいけないのが辛いので、別の価値観で生きるようにこころがけています。

不必要な情報を受け取らない

不必要な情報を受け取らない

不必要な情報は遮断することです。情報社会では自分の処理できる情報よりも大量の情報が入ってきます。不必要な情報が入らず、必要な情報のみが入ってくるように、フィルタリングしていく必要があります。フィルタリングするコツとしては、フィルタリングが上手な人の情報を収集することです。

ツイッター、インスタグラム、フェイスブックなどでも一日何度もあまり有益でない情報ばかりを発信している人は、ミュートもしくはフォローから外して、上手にフィルタリングしてくれて、有益な情報のみを発信している人をフォローすると良いです。

友達でも、有益でない情報を発信し続ける人には距離を取るしかないでしょう。その友達は気づかぬうちに友達を失っている、距離を取られているともいえます。

私自身も有益でない情報はあまり発信しないように注意していますが、おそらく、ミュートされていることでしょう。あまり気にしすぎないことです。

ヤフーニュース、ラインニュース、スマートニュースなどニュースアプリは、AIがフィルタリングしてくれていて、自分の興味関心のある情報をフィルタリングしてくれています。

釣りタイトルなどもう少し上手にフィルタリングして欲しいと思うこともありますが、進化を待ちたいと思います。

他人と比べない

地位材と共通点がありますが、他人と比べると、他人は「もっといい暮らしをしている」と劣等感を感じてしまい気分が悪くなってしまったり、あの人も持っているからと余計なお金を使ってしまいがちです。なにより劣等感を感じると、不幸せな気持ちになります。

とはいっても、太古の昔の原始時代から、人間は他人と比較して、競争して生きてきました。優越感や劣等感があるからこそ努力をして、競争が人類を発展させてきた側面もありますので、どうしてもある程度致し方ないことかもしれません。

そういう気持ちが起こると、自分自身にも負けたくないという気持ちを確認することができて、いとおしくなることもあります。他人と比べて、優越感や劣等感があるからこそ、資本主義は発展してきたともいえます。

特に、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSで繋がっていれば、友達や知人の生活がわかるようになってしまいました。

つい100年前の人と比べたら、多くの人は豊かな生活を送り、長生きしています。人間の遺伝子は、豊かな生活を送る=幸せというプログラミングされているわけではありませんが、飢え、病気、戦争に無縁な世の中になったことに感謝しつつ、「自分の価値感」をはっきり持ち、できるだけ他人と比べないように生きていきましょう。

自分で悩み込まない

ネットワーク化した情報社会では、自分だけで悩み込まないことも大事です。

悩みがあれば、LINEなどで親友や友達にメッセージや電話ができますし、Yahoo!知恵袋などで匿名で相談することもできます。

自分だけで考え続けるよりも客観的なアドバイスの方が役立つこともあります。他人の頭脳を簡単に使える、レンタルできる便利な世の中になりました。

自殺しない

もし、自殺してしまったら、家族や友達はあなたの命を救えなかったことに、心の傷を一生背負っていくことになります。

今、生きていくのが辛いなら、心療内科や精神科に受診して治療しましょう。

また、日本はアメリカなどよりもセーフティーネットが発達しており、経済的に困窮していたら、生活保護を受給することができます。

4.幸せに生きていくための
楽しいことリスト
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